研究概要

メラニンの健康食品・医薬開発への可能性に関する研究

メラニンはヒトの皮膚や生体内で生合成される重合性天然物質であることはよく知られていますが、食品として利用されているイカスミやキノコ類に元々多く含まれています。
私たちは、独自に合成したメラニンが正常細胞を含めて明確な細胞毒性を示すことなく、
1.抗アレルギー作用
2.がん細胞の増殖、転移抑制作用
3.マクロファージにおける炎症刺激応答抑制
などの効果を持つことを見出しました。
メラニンは安全性が高く、アレルギー軽減効果を期待する健康増進食品や、がん、炎症に対する新規薬剤もしくは既存薬の補助剤などへの開発につながり得ると考えています。