糖鎖生物学研究室のホームページにようこそ。私たちは、糖鎖の構造と機能を解明する研究を行っています。
私たちの身体を構成する細胞の膜表面や細胞質には、種々の糖脂質(スフィンゴ糖脂質)が発現します。その多くは細胞膜の外層に発現して、糖鎖部分を外側に突出させて存在します。多様な糖鎖が外来性の分子と反応し、外来性の刺激を受容するためのアンテナの役割を果たしています。また、同じ膜表面に発現する膜分子とも相互作用して、その構造や機能に影響を与えます。糖脂質の糖鎖構造は、発生・分化、代謝状態、炎症の有無、癌性変化など、種々の細胞条件に対応して変化します。実際には、糖鎖合成に働く糖転移酵素遺伝子の発現により、生体調節と恒常性維持が図られています。したがって、それらの遺伝子の病的変異は様々な臓器・細胞の異常を招きます。
一方、細胞膜や細胞質に存在するタンパク質分子には、様々な構造の糖鎖が結合して、タンパク質の構造と機能を調節することにより、タンパク質の局在や寿命の制御、他の分子との相互作用の修飾、細胞外からの刺激の伝達調節等により、細胞形質と機能のあり方をコントロールしています。私たちは、これらの糖脂質や糖タンパク質上の糖鎖の役割とその異常に基づく病態に関して、研究を行っています。
お知らせ
現在、お知らせはありません。新着情報
- 2025年6月17日
- 3年生が研究室に配属されました。
メンバーを更新しました。
- 2025年4月10日
- 小柳さんが次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)に採択されました!
Galleyを更新しました。
- 2025年4月3日
- Galleryとメンバーを更新しました。
- 2025年4月1日
- 小柳さんが博士課程に進学しました。
キョウさんが修士課程に進学しました。
- 2025年3月22日
- 大学院生(修士課程)の修了式がありました。
学部生の卒業式がありました。
- 2025年3月18日
- サイトをオープンしました。
