国際連携

デジタルアース連続シンポジウム終了(国際GISセンター)

中部大学国際GISセンター主催のデジタルアース(俯瞰型情報基盤)に関する3回の連続講演会が無事終了しました。
最終回のシンポジウム(2月23日)では、第一部では、デジタルアースによる「知の統合」の研究拠点5年間の研究活動成果として、
デジタルアースのコンテンツ開発と、持続可能な社会・環境・国土の構築に向けたその利用について、研究メンバーからの報告があり、
第二部では、デジタルアース研究の今後の展開が、山形与志樹氏(国立環境研究所地球環境研究センター)や
TimothyForesman教授(InternationalCenter for Remote SensingEducation)から述べられました。(Vol.23)

 

デジタルアース連続シンポジウム開催(国際GISセンター)

ユネスコが中部大学国際GISセンターでは、デジタルアース(俯瞰型情報基盤)に関する3回の連続講演会を開始しました。
初回のシンポジウム(9月27日)では、「デジタルアース時代の到来を考える」をテーマに、
さまざまな立場からデジタルアースの展望についての議論が展開されました。講演題は下記の通り。
①デジタルアース時代の到来、の背景と意義(福井弘道教授)②地球規模の課題と国際科学技術協力(薬師寺泰蔵教授)③今求められるQoL、
その総合的指標の可視化(林良嗣教授)④ Iデジタルアースと持続可能な発展のための国際的取り組み(Timothy Foresman教授)(Vol.22)

 

GAPに関するユネスコ会議開催

ユネスコが進めるESDの「グローバル・アクション・プログラム(GAP)」の推進をテーマに、
主要連携団体の参加による「GAPパートナーネットワーク会合」が、6月5-6日、ユネスコ本部(パリ)で開催されました。
中部ESD拠点は、GAPの5つの優先行動分野の「地域主導のESD」部門の主要連携団体として同会合に参加。
地域レベルでESDを推進するための、「ESD市長誓約」の実現に向けた具体的な推進方法について議論しました。
また、中部ESD拠点が推奨する「生命地域(Bioregion)/流域圏ESDモデル」についての提案を受けて、部門内で連携策についても検討を行いました。
(Vol.21)

 

韓国のESD活動を紹介

韓国のユネスコ国内委員会委員と小学校、高等学校の教員を招待して、2月27日(土)午前、中部大学名古屋キャンパスで、
韓国のESD活動に関する報告会が開催されました。
韓国ユネスコ国内委員会教育チーム長のソ・ヒョンスク氏が、国内のユネスコスクールの活動状況を報告した後、
チェ・ビョンソプ氏(キメオバン小学校教頭)と キム・ダヨン氏 (ソンポ高等学校教員)がそれぞれ学校での具体的な活動事例を紹介しました。
松尾奈緒子氏(ユネスコ・アジア文化センター)の進行による全体討討論では、ESDの日韓交流についても議論されました。(Vol.20)

 

中部大学のJICA研修が全日程終了

国際協力機構(JICA)が各国から研修員を招聘して開催している課題別研修「産業技術教育」が、中部大学で10月~11月の6週間にわたって実施されました。
研修の内容は、本学工学部を中心とした全学部からの講義と施設見学、トヨタ自動車系会社をはじめとする各種の企業訪問、伝統技術や現代技術の視察、ESD活動の教育実践を学ぶための中学校や高校の訪問などです。研修は、アフリカ、中・南米、アジア、オセアニアから、13ヶ国15名でした。
閉講式前日には、研修員が研修の成果を基に、自国で行う活動のアクションプランを作成・提示する発表会が催されました。(Vol.19)

生物多様性条約締結国会議COP10に向けたアピールが本格化!

メッセナゴヤ(11月11日~14日)が、ポートメッセなごやで開催され340社以上が参加しました。この名古屋最大級の異業種交流会に、今年は環境省が「生物多様性ブース」を出展することとなり、地元での実例紹介の出店依頼があったので「土岐川・庄内川流域圏における生物多様性ポテンシャル評価」(中部大学応用生物学部、清水建設(株)共同研究)の紹介展示を行いました。また期間中はCOP10開催記念プレセミナー等(ビジネスと生物多様性)も開催され、事業活動と生物多様性保全の調和、COP10へ向けた各種事業者のアピールが、いよいよ本格化してきました。(Vol.18)

環境省の「生物多様性ブース」

 

環境人材育成の国際会議を開催

国際専門家会議の開催

国際ESDセンターは、昨年秋(9月17~20日)「環境と開発のためのリーダーシップ:NGOと大学による参加型カリキュラム開発ネットワークの形成と実施」国際専門家会議を開催しました。

アジア諸国を中心に、世界中から大学長(アジア工科大学(AIT)のIrandoust学長、TERI大学のBhojvaid学長など)や有識者を招き、環境人材育成のカリキュラム構築を目的に、今後の連携の可能性を探りました。参加者は、インドのタイ・中国・パキスタン・マラウィ・セネガル・ナイジェリア・カナダ・イギリスなどの国々から来日しました。会期中は、大学フェアの視察や、キャンパス・エコミュージアムのツアーを体験しました。

 

アジア諸大学との連携を模索

アジアの大学としては、インドのからTERI大学とPUNE大学、中国から華東師範大学、そしてタイのアジア工科大学(AIT)から代表が参加し、大学間連携でのカリキュラム開発や、交換教授の制度づくりに関して、大学幹部間での議論を行いました。大学間の合意事項として、中部大学と各大学との更なる連携強化ならびに、人材交流の推進が確認されました。

 

国際NGOとの協働

今回の会議では、国際的な環境人材育成NGOのLEAD Internationalが参加しました。来日したのは、各大陸や地域の代表12名で、大学との協働による環境人材育成の可能性を議論しました。

LEAD International の代表Lyster氏の報告     熱心に報告を聞く海外参加者

 

中部大学に生物多様性条約締結国会議COP10に向けた推進委員会が開設!

2010年に愛知・名古屋で開催される生物多様性条約締結国会議COP10の開催に向け、学内に「中部大学COP10推進委員会」(委員長:山下学長)が発足しました。委員会組織はCOP10実施主体のニーズ、トレンド情報の学内共有化と内部化を行い、シンポジウムやフォーラムなどの企画を実施します。また、イベント開催の際にも協働体制がとれるように、教員計と事務系の2つのグループから構成されています。このような委員会が発足したことは、近郊の大学でも初の試みです。COP10のPRのみで終わるのでなく、学内においても教員系-事務系協働体制のひとつのモデルケースとなることを願っています。(南基泰)